ご親族を死亡事故で亡くされたとき、ご遺族の方だけで対応するのに限界を感じて弁護士にご相談される方が多数おられます。
ただ「弁護士に相談するなんて大げさだから」と思い、相談のタイミングが遅れてしまうケースも少なくありません。
今回は死亡事故で弁護士に相談すべきタイミングについて、金沢の弁護士が解説します。
1.保険会社との示談交渉開始前が望ましい
交通事故で被害者が死亡したら、葬儀の準備や葬儀、法要、お墓の建立、遺品整理や役所での諸手続きなどいろいろとすべきことがあります。
そういった忙しさが落ち着き49日の法要が済んだ頃から保険会社との示談交渉を開始する例が多数です。
弁護士に相談するなら、保険会社との示談交渉を開始する前が望ましいといえます。そのケースにおいてどういった損害が発生しているのか、どの程度の賠償金を請求できそうか、どういったことが争点になりそうかなどを聞いて準備できるからです。
また弁護士に示談交渉を任せれば遺族が保険会社と話をしなくてよくなるので、負担を大きく軽減できます。
「まだ何も始まっていないのに弁護士に相談するなんて気が早いのでは?」と考える必要はないので、お早めにご相談下さい。
2.示談交渉開始後に相談すべきタイミング
示談交渉開始後でも、基本的にはいつご相談いただいても大丈夫です。特に以下のようなときには必ずご相談下さい。
2-1.疑問を抱いたとき
示談交渉を進める際「このようなときはどうしたら良いのか?」と少しでも疑問を抱いたら早めにご相談下さい。早期に正しい対処方法を把握しておくことにより、後々の手続きが有利に進む例が多数あります。
2-2.遺族の代表者が決まらないとき
死亡事故では、相手の保険会社と示談を進めるために遺族の代表者を定める必要があります。
ただ、遺族同士で話し合ってもなかなか代表者を決められないケースがありますし、他の相続人と連絡を取りにくい場合もあるでしょう。そのようなときにも弁護士に相談いただければ、弁護士が代理で他の相続人に連絡を取ったり示談交渉に対応したりできます。
2-3.相手の主張に納得できないとき
保険会社と示談交渉を進めていくと、相手の言い分に納得できないケースがよくあります。そのような場合にも弁護士にご相談下さい。相手の主張が法的に妥当と言えるのか判断いたします。不当な主張をされているなら反論方法をアドバイスしたり弁護士が代理で示談に対応したりもできます。
金沢でご家族を事故で亡くされてお悩みのご遺族様がおられましたら、まずは一度ご相談下さい。